映画
最近巷で『カメラを止めるな』っていう映画が話題になっていますね。
製作費300万でたった2館での上映だったのに噂が噂を呼び、いまでは全国190館で上映されている話題作です。
おれはもちろんみてません。
もう今は連日満席でチケットがなかなかとれないそうです。
映画館で上映されてるうちに観たいですねー(^^
10年以上前、まだダンスを始める前、土方でバイトしていた頃に毎日毎日レイトショーで映画を観ていた時期がありました。
映画が特別に好きってわけではなかったけれど、彼女もおらず、友達も少なく、夢もなくただただ毎日生きてるだけでなにをしていいのかわからず、寂しさを紛らわそうと人が集まる映画館にいってひたすらずっと映画を観ていました。
もう内容も思い出せないくらいぜーんぜん興味もない映画もたくさん観ましたが、自分の中で一番好きって思える映画に出会ったのもこの時でした。
『ナイロビの蜂』っていう映画です。
ハッピーエンドの物語しか観ないし好きじゃないと公言してる俺ですが、この映画は弁護士である最愛の妻がアフリカで何者かに殺され主人公が絶望するところから始まります。
ケニアのナイロビに駐在しているイギリス人の主人公がなぜ妻が死んだのか調べていく話で、アフリカの貧困からくる酷い現実を描いているジャンル的には社会派サスペンスなんですが、映像や音楽がこれまで見たことのない感じの圧倒的に物悲しい美しさで、そのセンスに圧倒されました。
救いのないストーリーと映像の圧倒的な美しさが当時の自分の心の孤独感とマッチして、自分にとってとても特別なものを見つけたように思えて帰りの夜道を奇妙な満足感を覚えながら帰ったことを今でもよく覚えています。
何年か経ったときにまたこの映画をみたんですが、あのころより少しは満たせてているのか、当時感じたような高揚感はなかったですが(孤独に酔っていたんですねきっと笑)、それを抜きにしても素晴らしいストーリーと映像の映画なのでぜひ観てみてください(^_-)-☆
2018-08-22 16:14
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